昆虫情報ブログ


真夏の瑠璃寺、奥の院と昆虫館

8/10(日)船越山に行ってまいりました。
メンバーは北須磨自然観察クラブのスタッフY氏と息子さんK君、
指導顧問のI氏と筆者むしめがね、総勢4名です。

まずは、ひとはくユースの皆さん
多くの成果をおさめられた瑠璃寺奥の院の再調査です。
谷筋から尾根筋まで、一気に登ります。
杉林とはいえ、真夏のお昼の登山です。これはこたえましたぜ。
根性でなんとか尾根筋、奥の院まで登りきりました。
隊員一同、よく頑張ったと思います。

尾根筋には、なんと井戸があり、冷たい、きれいな水が沸いています。
これはほんとにおいしかった。久々に、心底うまい水を飲みました。
ついでに少し早い弁当も使って英気を養い、
いよいよ奥の院伐採跡の調査です。

K君の目標でもあるルリボシカミキリをなんとか見せてあげたい、
という気持ちで伐採地をトラバースしますが、
これがなかなか大変です。
なんとか発生地であろうと思う木にたどり着きました。
しかし、虫一匹見当たりません。恐るべし、ユース諸君。
よく見ていくと、美しいお姿が一頭、目に入りました。
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おお、ロザリア!何年ぶりかのご対面です。
K君にネットインさせてあげたかったけど、
逃げられてしまっては、げんなりなので、
一応、僕のネットに入っていただきました。

Y氏とK君がトラバースの途中で苦戦しています。
つらそうです。“もうちょいや、がんばれ。”と声を掛けると
Y氏が“おおおおっ、青いたまむしやー”と叫んでいます。
モミの倒木のあたりです。ネットインしたようです。
勝利の雄たけびを上げています。
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僕は一息ついて、倒木の横で休憩していました。
ふと見ると、横のスギの木の立ち枯れのところに
大きなブイブイがしゃちほこばってとまっています。
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“おおおおおおっ。。。オピキュウム!”と叫びました。
あんたもここの住人かいな。
やっぱりにおいを嗅いでしまいます。ちょっと強烈過ぎて気分が悪くなりそうです。
後ほど内海先生にもご覧いただきましたが、はじめてご覧になられたとのことでした。

その後なんとか奥の院まで撤退しました。一同、ゼイゼイと肩で息しながら、
やっぱりなんかおるなあ。と話し合いました。
K君も初ルリボシカミキリをビニル袋に入れて、うれしそうです。
みんなでオオチャイロのかぐわしい匂いを楽しみました。
もちろん青いタマムシは隊員一同、生きて動いているのを見るのは初めてです。
(小生は標本も見た事が無かった。)
I氏は“僕だけなーんにも採れなかったわ~”とのこと。気の毒です。
“しかし虫捕りほど、勝者と敗者とがはっきり分かれるものはないな”
と哲人のごとく自己分析し、感慨深げです。大人(たいじん)です。

さあ、下山です。内海先生とお会いする約束の時間は迫っています。

昆虫館の前に到着すると、内海先生は門のところにおられました。
この館を長年ほぼ、お一人の努力で
今まで守ってこられたことを思うと本当に頭が下がります。

来館者もちらほら、切れ目無く来られます。
お盆には一日、千人ほどの来館があるとのことです。

事務所でいろいろとお話をお伺いいたしました。
“昆虫館では、虫偏の漢字の生き物はすべて『虫』ですよ”
と先生はおっしゃられました。
来館者やご質問される一般の方々からは
生物全般に及ぶ多岐のご質問や問い合わせがあるようです。
それに対応できるような知識が必要であるとのことです。
また、先生は地元の歴史や植生、地学のことなどもお話されます。
観察会でも、そのような事も取り混ぜてお話されるようです。
先生の楽しいお話をお伺いしていると、あっという間に時間が立ちます。
昆虫飼育の際の土の消毒法などはとても参考になりました。
ありがとうございました。

先生は温室が取り壊される事が心残りだ、とおっしゃっておられました。
近々に補修したばかりだし、鉄材の骨組みやガラスも良いものだそうです。
別にボイラーを使わなくてもよいので、
できれば取り壊さず、中でカブトムシでも飼えばよいのでは、
と、ご意見いただきました。

竹田先生のカブトムシビオトープですが、
できれば四隅を角材で補強できればと思います。
また次回、角材を調達して組み立てる事にしました。
シイタケのホダ木はまだ、到着していませんでした。

その後、町天然記念物のサワグルミや内海先生宅の桑畑を見学しました。
桑畑でキボシ、クワ、トラフなどのカミキリを採集しました。

今回は短い時間でしたが、内海先生の貴重な教えと、
船越山の奥深い自然を垣間見て、中身の濃いとても充実した時間となりました。

影が長くなり、夏の日差しが少し弱まった頃、
次回への課題を残して、船越山を発ち、帰神への途につきました。

(むしめがね)
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by konchukan2 | 2008-08-12 23:05 | 佐用町昆虫館

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